パソコンの組み立てと分解のやり方


    パソコンの組み立てと分解のやり方を図解で詳しく説明!

 


パソコンのオーバーホール(大掃除)

パソコン分解第一手順

まずパソコン前面のカバーを開ける。

 

僕のPCケースはANTECのSoloだから前面が開くようになっている。

 

最近はメンテナンス性の良さから前面がはずせるようになっているPCケースが多くなってきている。

 

前面の防塵メッシュを取り外して埃をとる。

次に、前面からハードディスクドライブを取り出す。

 

ケースによって取り外し方は異なるが、僕のケースは前面からハードディスク固定台ごと取り外せる。

HDD取り外し1
HDD取り外し2

ハードディスクと固定台を取り外すとこんな感じ。

 

それぞれの埃をとる。

 

精密装置なので、やわらかい毛先のブラシで埃を取る。

 

 

ボード取り外し


前面からハードディスクを取り出したら、次はマザーボードにささっている各種のボードをはずす。

 

上の写真はボードをすべて取り外したあと。

 

マザーボード取り外し

マザーボードを固定しているすべてのネジを取り外す。

 

次に、マザーボード上の部品が破損しないように気をつけて、

 

マザーボードを取り出す。

 

僕の場合は、CPUクーラーを持って取り出しているが、

 

これはCPUクーラーがマザーボードをサンドイッチするようにしっかりと固定されているから。

 

パソコン構成部品

 

取り外した全パーツ。こう見ると以外に少ない?(メモリはマザーボードに取り付けたまま)

 

すべてのパーツの埃を落とす。 掃除機を使ってもいいし、ブラシで叩き落としてもいい。

 

CPU

次に、組み付け作業。

 

CPU上の残った放熱用のシリコーングリスをふき取る。

 

強く抑えすぎず、やさしくとる。

CPUクーラー側のCPUと接する部分のシリコーングリスも

 

同じようにきれいに拭き取る。

CPUクーラー
放熱用シリコーングリス

放熱用のシリコーングリスは安いので1本買っておくといい。

グリスの塗り方

指に5ミリ程度とって、CPUクーラー側のCPUと接する部分に塗る。

 

CPUの上には塗ってもいいが、CPUとCPUクーラー両方に塗ると多すぎるためにくっつけた際に横にはみ出てしまう可能性がある。

 

だから、僕はCPUクーラー側に少し厚めに塗るだけにしている。

シリコーングリスを塗った感じ。

 

真っ白くきれいに塗れたかな。

グリス塗布完了

 

CPUクーラー取り付け

 

マザーボードにCPUクーラーを取り付ける。

 

メインメモリ取り付け メモリも一度取り外したら、埃を落として、再度きり欠きを合わせてはめ込む。

 

マザーボード取り付け

 

ケースにマザーボードを取り付ける。

 

配線取り付け

 

マザーボードを取り付けたら、まざ最初にややこしい配線を取り付けてしまう。

 

これは、他の機器を取り付けてからだと機器が邪魔して手が届かないところが出てくるから。

 

次に、各種のボードをマザーボードに挿し込んでいく。

 

あとは、電源からの配線をHDDやボードなどに取り付けて終わり。

 

パソコン組立時の注意事項!

 

1. CHASSISピン

 

パソコンを組み立てて、いざ電源をつけたら、下のようなエラーが表示されてOSすら起動されない状態になったことがあった!

 

"Chassis intruded! 致命的なエラー、システム停止"

 

こんなときはどうするか?といろいろ試したが、なかなか問題を見つけられない。

 

HDDに問題があるわけでもなし、何かが壊れているわけでもないし、、、何が原因?と悩んでいた。

 

そんなとき、他のPCでネットを検索していて原因がわかった。

 

それは、CHASSISピンについているジャンパキャップがはずれてしまっていることだった。

 

CHASSISピンはなんのためにあるかというと、ケースが開いたり閉まったりしることを検知するために使うもの。

開いていたらOSが起動しないようになっている。

 

通常は、Chassis Signal とGround ピンがジャンパキャップによってショートされている(下の図)。

 

 

 

そして、このジャンパキャップが何らかの拍子にはずれてしまうと、上に書いたようなエラーが出る。

 

僕は、HDDを取り付けたりするときに誤ってこのピンをはずしてしまって問題になった。

 

ただのちっちゃいピンだけど、注意しよう!