アメリカ物理学会がアメリカ、テキサス州、サンアントニオで開かれた。それに研究室の教授、助教、M2三人(僕含む)が参加した。
--- 22日 サンアントニオに向けて出発!---
朝9時15分発のe-wingに乗って、セントレアに向かった。朝早かったので車内で眠ろうかと思ったが、車内ではS先生と研究についてやM1の学生の就職の話などいろいろ話をして結局寝なかった。
セントレアについたらチェック・インを済ませて、セキュリティゲートも通って、弁当を買って昼飯を食べた。これから始まる非常に長い移動時間を考えると少し憂鬱だったが、まあセントレアにいたことにはどちらかというとドキドキしていた。
で、セントレアから成田へ飛んだ。成田からは午後6時(日本時間)に発つ予定だったから、それまで旅行用品屋を回ったりして時間を潰した。セントレアのときは元気だったがこのときにはすでに眠たかった。
飛行機が無事離陸して、夕飯を食べ、そのまま寝てしまった。フライトは8時間弱あったので、映画「ハンコック」を見たり、本を読んだり、お菓子をぼりぼり食べたりして過ごした。いやいや、幸運にも隣がいなかったから気が楽だったが、なんともエコノミーシートは窮屈だった。
そして、ついにアメリカ、サンフランシスコに到着した。いやいや、初めてアメリカの地に足を踏み入れた。いやいや、前にドイツに行ったときはフランクフルトまで飛行機だったが、それからはICEで移動したから、今回はそれに比べてマジで疲れた(><)浜松を出てから24時間以上かかった。空港からタクシーでホテルまで行ったけど、着いたのは夜7時ごろだった。
ホテルのレストランでマジでジャンキーなTurkey Wrapというターキー包みみたいなタコスみたいな感じの食べ物を食べてお腹はいっぱい。明日午前中に発表なんだけど、発表練習どころではない、発表練習一回もやってないから心配だった。だから疲れたけどなんとか頑張って1時半ぐらいに寝た(・ .)Zzz...
--- 23日 APSで発表---
今日は、昨日こっちに着いたばかりだが、発表がある。自分の番は朝11時35分から。おいおい、まだ時差ぼけが治ってないのにきついよ。朝は7時頃に起きて、8時に朝食を食べた。
朝食はホテルが宿泊者に無料で提供しているものだから。あんまり豪華ではないが、スクランブルエッグとソーセージ(見た目が日本とは全然違っていて味は日本に劣る)が主食。他には、果物が一種類でバナナがあった。あとは、ヨーグルトと菓子パンが一種類。あとは、自分で作れるワッフルがあるくらいだった。
まあ、自分は結構朝はお腹がすくタイプなので量を食べた。ワッフルにマーガリンとメイプルシロップをつけて食べるとおいしかった。菓子パンは too oily and too sweat。食べて少し後悔した。あと、アメリカンコーヒーはやっぱり薄かった。
あと、驚いたのが、アメリカでは食器をリサイクルするという文化がないのかプラスチックの食器(ナイフ、フォーク、スプーン)があって食べ終わったら全部捨てるようになっていた。
前にドイツに行ったときは、食器は全て金属のもので使い捨てではなかったから、少し驚いた(・○・)まあ、お腹がいっぱいになったら、九時から当日の発表練習(><)
発表順で、俺がトップで次がM君、最後にO君だった。いやいや、先生の部屋で4人でやるのはなんか緊張する。まだ一度も通しでやってなかったからちょっと緊張して時間をオーバーしてしまった。いろいろ省略していいところを指摘してもらったから、うまく時間内に収まりそう。早口になってしまったら絶対にわかってもらえないから、その点には気をつけないといけないな。
あとは、他の2人の練習を聞いて、支度をして会場に向かった。会場のサンアントニオ コンベンション・センターはかなり大きかった。受付を済まして。。。おっと、不思議だったのは受付にいた人が結構お年を召してらっしゃるおばちゃんたちだったこと。なんで?と思った。まあいいや。
で、驚いたのは、その人の多さ。アメリカ物理学会の流体力学部門の年会講演会だけど、やはりアメリカ、世界各国からも教授や研究者が多数来ていた。流体力学部門だけでこんなにいるのかと驚かされた。
大きなホールが企業の機器展示場兼休憩所になっていたので、そこでジュースを飲んで、早速会場の部屋入りした。セッション自体は自分の発表の約一時間前に始まる。
最初の発表者は、ドイツでもいっしょだった九州大学の博士課程のSさん。発表はどうどうとしていた。ドイツのときと比べてもオーラが違った。すごいな、なんか研究者っていう雰囲気が出てる。残念だったのは、一番最初の発表だったから人が少なかったこと。ちょっとかわいそうだった。
そして、それから4人の発表をおいて、自分の番。自分の番になるころには非常に人が多くなっていて、立ち見も結構いた。そして、いざ自分の発表。
プレゼンの序盤はちょっと緊張したせいでカミカミだったけど、スライド3枚目くらいからは落ち着いて、前を振り返りながら話すことが出来た。久々に味わう国際学会の感じを味わいながら、プレゼンは終了した。
いやいや、ほっとした。で、次の発表者のプレゼンを聞いた後は部屋を出て、ちょっとまったりした。ちょうど、正午近くだったからお腹が減って近くのRiverCenterで昼食をとることにした。
RiverCenterの一階のフードショップはいろんな店が並んでいて何を食べるか悩んだけど、結局中華にした。アメリカンジャンクフードはまだまだこの後食べれるし。で、名前がLittle Tokyoという店を選んだ。6ドルで3種類のおかずを選べて、ドリンクつき。これはリーズナブルだと喜んでいたら、店員が選んだ料理をぐわっ〜ととってドカッと皿にのせていく。
気づいたら、山盛りの皿と日本ではLサイズにあたるコーラがプレートの上にのっていた(右の写真)。。。。。。やベー食えるか?と思ったが、なんとか食いきった。お腹はパンパン。これから発表がある2人は食いすぎでぐったりしてるし。時差ぼけが昼飯を食べたら一気に出てきた感じでまじで眠くなった。
一度ホテルに帰ろうということになり、みんなでホテルに向かった。ホテルに着くなり、発表がある二人は発表まで数時間あるから寝るということになり、それに便乗して自分も寝た。。。。。。
で、起きたら、3時半!他の一人の発表は4時20分くらいにあるはずだった。みんなおおあわてで会場に向かった。他の一人はいやいやなんとか発表は乗り切ったが、質疑応答の時は頭がいっぱいだったみたいで質問内容が聞き取れないようだった。まあ、先生が出てきてくれてなんとかなったからよかった。
それで、少し休憩して最後の一人の発表があった。最後の一人はプレゼン内容を完全に頭に入れてしまうタイプで、いやいやスラスラ話していた。質問も答えていたし、いやいやさすがやな。みんな終わって、ほっとした。
で、今日はレセプションがあったから一度ホテルに帰って荷物を置いてレセプション会場に向かった。レセプション会場は屋内と屋外のレストランがくっついた感じになっていて広かった。食事もたくさんあったし、飲み物こそ2ドリンク分のチケットしかなかったけど、十分に飲み食いできた。
さすがに知ってるメンツはいなくて、というか修士で誰も来ていない。最低でドクターコースの学生。だから、まあ雰囲気を楽しんでホテルに戻った。ホテルに戻ったらもう一人また一人とばたばたと眠りに落ちていった。いやいや今日は疲れた、明日は学会があるけど、観光をしよう!では、(・ .)Zzz..........
--- 24日 サンアントニオを観光 1 ---
今日は学会があったが、サンアントニオを観光することにした。
朝、朝食を食べてホテルを出た。始めに行ったのは、最も有名な「アラモ」という古い建物。
実際に行ってみると以外に小さくて驚いた。アラモプラザというアラモの歴史を紹介している建物がアラモの中に作られていてそれを見学した。アラモはテキサス州と深い関係があって、メキシカンとテキサンの争いについて詳しく説明してあった。アラモの歴史を学ぶ過程でテキサス州ができた経緯を知ることができた。アメリカ人=開拓民というイメージが型にはまるストーリーだった。今でもテキサス州の人たちはアラモを大切なものとして扱かっていることがわかった。AEONの講師の外国人の一人はテキサス出身だが、彼も小さい頃に親にアラモに連れて行かれたといっていたし。アラモ内の教会だった建物内には、さまざまな国の国旗が掲げられていた。これもテキサスがさまざまな人種によって形成されていることを物語っているなと感じた。
アラモの後は、メキシカングッズを売っている市場(MARKET SQUARE)があるというのでそこに向かった。
アラモはホテルから近かったが、MARKET SQUARE はホテルから数キロ離れていて、後で歩いて行ったことを後悔した。しかも、MARKET SQUARE内で売っているものは独特の色合いをした陶器とかで、全く何も買わなかった。いやいや、歩き損かなとかも思ったが、これも一興一興(^^)
で、またホテル近くまで戻った。昨日と同じところで中華を買ってお昼を食べた。他の二人のうち、一人は時差ぼけが完全に直っていなくてホテルで休みたいというのでもう一人とホテル近くのショッピングセンター「RIVER CENTER]でショッピングを楽しんだ。
なぜか自分は服を買った(^^)友達はまたなぜか靴を買った。驚いたのは、自分に合う服のサイズがSサイズだったこと。いやいや、俺はSかよと思いながら服を買った。まあ、アメリカンサイズだからしょうがない。で、それぞれちょっとした土産を買ってホテルに帰った。
夕飯は、先生いたちとホテルの横のデニーズで食べた。いやいや、日本のデニーズとは大違い(^^)メニューにパスタはないし、あるのはハンバーガーとメキシカン料理。いやいや、さすがにきついよ。で、懲りずにハンバーガーを頼んでガッツり食べた。さすがに、胃がやばかった。
その後まだ時間があったから外に水を買いに行くついでに出た。で、ふとホテルの少し前に聳え立つ高い塔(THE TOWER OF AMERICAS)に目がいった。で、夜景が見れそうだし、行ってみることにした。8時半ぐらいで少し遅かったからもうやってないかと思ったがやっていたので早速チケットを買って展望フロアまで一気にエレベーターであがった。
展望フロアのすぐ下にはレストランがあって、雰囲気よさそうで入ろうかと思ったがすでにお腹がいっぱいでパス!いやいや、THE TOWER OF AMERICAS は結構高くて、これまたアメリカらしく外に出れるようになっている(^^)外は風がマジで強くて、寒いしマジで吹っ飛ばされそうだった。それで、夜景を写真に収めて、ホテルに戻った。
ホテルに戻ったら、歩きすぎで疲れて風呂に入って、すぐに寝てしまった。
--- 25日 サンアントニオを観光 2 ---
昨日のサンアントニオ観光で、サンアントニオのすでにほとんどの有名どころを回ってしまったから、どうしようかと思った。だから、まあホテル近くをぶらぶら散歩ついでに散策した。
アラモドームとかいう巨大な建物に行ったが、何もやってなくて中に入れなかった。で、どうしようかと思っていたら、「THE MUSEUM」 という建物が目に入った。この建物は、The Institute of Texan Cultures at UTSA という大学が運営している博物館だった。
入ってみたら、そこには、サンアントニオ出身の有名人のなんと「靴」が置いてあった。驚いたのは、あの有名なコンピューター販売会社のDELLの創設者Dell氏もサンアントニオ出身だったこと!今やDELLは中国の会社の持ち物になってしまったが、DELLは本当にアメリカ人の合理的で奇抜な発想から生まれた賜物だと思う。
で、その他にもまだテキサス州になる前に移住してきて、現在のテキサスを作ってきた移民について紹介されていた。日本もその中にあって、初めてテキサスに稲作という文化を持ってきたと紹介されていた。そこには、古き日本人の家族がいくつか紹介されていた。やはり、この博物館を見てもわかるように、本当に多くの国の人たちが集まりテキサス、アメリカを形成していることがわかる。
で、博物館を出た。いやいや、ここ数日でテキサスの歴史や文化をいろいろと知ることができた。てか、自分の実家がある地元の歴史をもっと知らないといけないと思った。
博物館を出て、最後に先生の発表を2時ぐらいに聞いた。いやいや、先生は発表がうまいな。まず、堂々としているし、聞いていて興味をそそられる話し方をする。いやいや、自分も見習わないといけないと思った。
で、その後は、6時にホテルのロビーに集合するまで最後のサンアントニオ観光と行こうかと思った、、、が、すでに見るべきところは見たしということで、RIVER CENTERの中にあるHOOTERSというレストランで遅めの昼食を食べることにした。HOOTERSは何で有名かというと店員の服装。明らかに他のレストランとは違うセクシーな服装をしたウェイトレスがいる。
まあ、これが目的で入ってみたんだけど、で、これまたハンバーガーを食べた。で、店員が小さくてかわいかったから一緒に写真を撮ってもらった。他の友達が普通に写真を撮ったので、自分は何かおもしろいポーズで(^^)と思っていたら、前に秋葉原に行ったときの思い出が!ということで、萌え〜のポーズで写真を撮ってもらった。まあ、困ったのはこのポーズについて聞かれたこと。いやいや、説明できなかった。日本のサブカルチャーを伝えることは難しい。全く日本について知らない人に。日本が勘違いされてしまいそうで怖い(^^)
で、店を出るときに友達の一人が写真を撮りたいというとなんか店員がいろいろ出てきて、その友達はハーレム状態(^O^)まじで笑えた。
で、お土産をいろいろ選んで、6時に先生たちとイタリアンのレストランで夕飯を食べた。これまた先生がガンガンに頼んで、スパゲティやピザが出てくる出てくる(^^);誰が食べるんだ?と思っていたら、先生はもうおじさんはお腹がいっぱいだと言って若者は食えるだろうと進めてくる(^^)いやいや、おれらも昼遅くハンバーガーを食べていたし、もう十分だよと思いながら、俺は、ピザを7切れとスパゲティを結構食べた。なんかアメリカに来て、お腹がいっぱいの状態から結構食べれるようになった。
で、お腹もいっぱいになって、あとフルーツを買って(^^)ホテルに戻った。そして、まあなかなかそのまま寝れるわけなく、風呂に入ったりしながらお腹をいたわって寝た。
--- 26日 日本へ帰国 ---
26日は、飛行機が7時半に発つ予定だったから、朝4時近くにおきて、5時ぐらいに空港へ向かった。空港でチェックインを済ませた後は、メキシカンのタコスを朝食として食べた。このときに、コーラをガンガンについでくれて、1リットル近く飲んだ。さすが、もうハンバーガーもコーラも少しうんざりしてきた。
で、無事飛行機に乗り込んで、こっちに来るよりも長い28時間の旅の始まり。まあ、ほとんど寝てたからなんともなかったが。だけど、サンフランシスコ国際空港で先生がラウンジでもらってきてくれたおにぎりをもらったときは宝物に見えた(^^)いやいや、まじで。
で、さらに成田に着いた後に、時間はあんまりなかったが、JALの桜ラウンジに○田先生が持っていたチケットを使って入れてもらった。まず、シャワーを浴びたくてシャワールームを借りた。そしたらいやいや豪華なシャワールームで驚いた(・○・)!水もアメリカと違って軟水だから自分の髪にあってるし、シャンプーの泡立ちが違う!あっちなら、シャンプーする前にリンスをしないとまともに髪が洗えなかった。あれは本当にいやだった。髪はがさがさになるし。
で、シャワーを浴びてすっきりしたら、小腹が空いていたから、ただでひさびさの白いご飯と漬物と味噌汁を食べた。いやいや、日本て本当にいいなと思った。そんなことをしてたら、搭乗の時間になってアナウンスが入った。でも、まだ友達の2人は食べ続けている!おい、もう無理やって!といいながらまだ食べていると最終搭乗のアナウンスが!おいおい、やべぇーと思って、荷物をロッカーから出して、ダッシュした!
なんとか、間に合って無事セントレア行きの飛行機に乗って、無事セントレアに着いた。それで、バゲッジクレイムでスーツケースを受け取ったらダッシュで浜松行きのバスに乗った!
あいにく雨が降っていて、浜松に着いたのは10時頃!で、足がなかったので後輩の4年生に頼んで迎えに来てもらった。で、吉野家で牛丼を食べて、後輩におごって家に帰った。
ここで、なんと親父から電話がかかってきて母方のお婆ちゃんが亡くなったとの訃報が入った。一瞬言葉を失ったが、もう遅いから明日のお通夜に来るようにと言われて、風呂に入って、疲れて寝てしまった。。。
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22日

サンフランシスコ国際空港にて
23日

RIVER CENTERの
フードショップにて(昼食)

RIVER CENTER
24日

The Alamo (アラモ)

The Alamo (アラモ)

The Tower of Americas 展望台から

The Tower of Americas
25日

Rail road

Steam locomotive

Picture at Hooters
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