今日工場実習が終わった。2ヶ月半、、、長かったような短かったような期間。
販売実習と違って、体を使って一日働くから、毎日くたくただった。
1直と2直で、朝出勤して午後早く帰る日や、午後に出勤して深夜に帰る日。
日が明けだしてから寝る日。なんとも生活習慣がバラバラだった。
常に寝不足で過ごしていた。休日はかなり寝て過ごした日も多かった。
意識を失うように寝る日々が続いた。
握力もかなり下がって、肩もかなり痛かった、、、
だけど、最後までやりきった。自分的には、毎日力を出し切って働いた。
達成感はなんともいえない。中村修輔じゃないけど、また人生の壁を超えた気がした。
この壁を越えて自分の引き出しが1つ増えた。
それは実際の現場を見て学んだという実際の経験を基にした知識。
テキストや本を読んで"知った"だけではなく、"わかった"ことが多かった。
いかに自分が知ったかになっていたかが少しではあるが、よくわかった。
この体験を忘れずに、これからの仕事に活かしていこうと思う。
最後に、工場の皆さんに贈った言葉からいくつか紹介する。
「自分が辛いと思ったときに周りを見ると、自分よりも多くの工程を愚痴一つ言わず、一生懸命こなしている皆さんの姿があり、それを目にし、感心するとともに、自分ももっと頑張って早く一人工になろうと思えました。最終的には、1日200台として、44日間で8800台もの車の生産に携わることができ、今は8800人という人の車を造る一役を担えたという達成感で満ちています。」
「工場に来るまでは、正直ところ、自分はトヨタに入り、現場に近い生産技術の分野でトヨタ生産方式を学び、ジャスト・イン・タイムを突き詰めた最先端の工場のラインの設計や物流システムの設計をやれたらいいなと漠然と思っていました。
知識としても、”かんばん”とう単語は知っていても、実際にどういうものかは全くわかっていませんでした。”現地現物”という単語は覚えても、その本当の大切さはわかっていませんでした。
それが、実際に工場に来て、品質物流課という自分のやりたい仕事に直結した部署に配属され、部品の運搬の仕事をこなしていく中で、実物のかんばんや、「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」というジャスト・イン・タイムがどういうものなのかを現地現物で目で見て、体験することができました。
それを通して、いかに自分が知っているつもりになっているかがよくわかり、現地現物で見て体験する大切さを非常に感じました。
この経験を基に、将来の仕事をする際にも、現場を知ったつもりで現場に合っていない設計をするのではなく、実際に現地現物で現場を確認し、現場に即した工場のラインの設計や物流システムの設計をしていこうと思います。」

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