4月から今の職場に戻って実務が始まった。会社における自分の人生が本格的に始まったようなもの。
あっという間に3ヶ月間が経ってしまった。会社生活はここまで時間が経つのが早いのかと思う最近。
わからないことがたくさんありすぎて、それでも何かアウトプットを出さないといけなくて、がむしゃらにやってきた3ヶ月。
自分は何を学んだかを備忘録として残しておこうと思う。
仕事の内容は書けないから、ちょっと抽象的なことしか書けないけど、、、
一つは、「知る」と「わかる」ということの違い。これは今までの日記でも書いたかもだけど。
「知る」ことを例えていうなら、自分が料理人だとして「包丁」というものを名前を聞いて、実物を見て、覚えた状態が「知った」状態。
この状態なら、よくて「包丁はいろいろなものを切るもの」ということしかわかっていない。
本当の意味の「わかる」ということは、見て聞いて知ったもの(包丁)を実際に使ってみて、その実際の使い方(切り方)などを体験して知ること。
また、包丁の中にもいろいろな種類があってそれぞれ使い方も異なってくることなども知ること。
自分が何かを知っただけなのか、わかったのかを見極める方法は一つ。
自分にこれ、例えば包丁は何かと質問された状況を考え、自分ならどう答えるか。
「知った」だけなら、たぶんワンセンテンスで終わる。「ものを切るもの」ですとか。
「わかって」いれば、たぶん「何のために使うの?」「どんなことに使うの?」と逆に質問するだろう。
使い方までわかっているからこそできる。
これは、自分が知ったつもりになって○○のデータが欲しいんですが?
と人に聞いたときに、何のために使うの?どういう風に使いたいの?使い方でどういう風にデータを出すかが違うから。
と聞き返されることを何回も繰り返したから。
どんなことも知ったかではなくて、時間がかかっても一つずつ肚に落として「わかった」状態にしていくことの大切さを再認識した。
もう一つは、ものや仕事を頼まれたら、その仕事に求められているアウトプットは何かを仕事に取り掛かる前にしっかりと頼んだ相手と話し合い、しっかりと把握すること。
例えば、食堂で働いていて、店長から今のお客様の満足度を知って、さらにあげたいから、お客さん用のアンケート作成を頼まれたとする。
あなたがどういったアンケートを作るだろうか?
例えば、
・人気のメニューはどこがいいのか?といった項目のアンケートを作るだろうか?
・店内の飾りつけについてどうか?といった項目のアンケートを作るだろうか?
・お店へのアクセスのよさについてどうか?といった項目のアンケートを作るだろうか?
お客さんに聞いて参考にしたいことはいくらでもある。だけど、お客さんは質問欄が100もあるアンケート用紙をもらっても誰も書かないだろう。
じゃあ、どういった質問をするかをしぼらないといけない。
この段階で必要なのが、
・店長がこのアンケートをどう利用したのか?利用するためにはどういった情報を得ないといけないのか?
これが、アンケートをつくる段階でまとまっていないといけない。
これがあいまいのままアンケートをとって貴重なお客さんの声を集めても、一貫した情報がないから結局「事実」を「推測」で置き換えたり、「事実」と「推測」を混同して間違った対策をとってしまう。
また、どう利用するかをしっかりと議論して本当にその利用の仕方がいいのかどうかを吟味しないといけない。
一見当たり前のことだけど、忙しかったりして時間がないことを理由にこの最初の段階をおざなりにして仕事に取り掛かると、、、結局データを解析して得られた情報から何がわかるかといったところでつまずく、そして無駄な時間をかけてしまう。
だからこそ、時間がないからといってすぐ作業を始めてしまわずに、なぜこの仕事をするのか?何がしたのか?
をはっきりさせることが大切だとわかった。
上の2つは当たり前のようだけど、知らないうちに忘れてしまうことがあるのでここで文章とすることで自分の肚に落としておいた。
実務は甘くない、自分はまだ甘い仕事が多いけど。とにかくスピードが求められる。
ただ、適当なデータでは全然通用しない。
上司が長年の経験で磨き上げた考察力でしてくる細かいところまでの多くの質問に応えきれないといけない。
データを論理的で矛盾のないように整理しないといけない。
短い時間で質の高いアウトプットが必要になる。
だからこそ、上のような最初にどういったデータからどういった情報が欲しいのかをしっかりさせないといけない。
また、平行して3つ,4つの仕事が振ってくる。途中で細かなことを他の人から頼まれても嫌な顔せず対応する。
人が困っているときに自分も忙しいという理由で助けを断われば、今度自分が困ったときに助けてもらえないのは当たり前。
仕事以外のこともしっかりとやっていちいち指摘されないようにしないといけない。
仕事にはいろいろな能力が必要だといまさらながらおもう。
その中でも人とのコミュニケーションは非常に大切。自分ひとりでできることは限られてくる。
ギブアンドテイク。具体的に何かギブしなくても、テイクすることでその人に「人の役に立っている」という充足感をギブすることもできる。
コミュニケーションのやり方は一通りでないから難しい。だけど、おもしろい。
いろいろ書いたけど、最近本当に自分が不甲斐なくて情けなくて自然と悔し涙が出たことがあった(笑)しかも上司の前でうるっと。
あのときの思いは一生忘れないだろう。自信過剰だったかもしれない。
だけど、自信は原動力にもなるから必要だと思う。自信をもつことが悪いのではなく、自分の非や失敗を素直に認め、反省し、次のアクションをおこす気持ちも並行してもっていればいい。
まあ、いろいろ書いたけどまだ3ヶ月!これからもがんばろう(^^)/
座右の銘「人生楽しく、笑顔はたやさず」をモットーに(^^)v
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