ヴィッツRSのマフラーをTRDのマフラーに交換した。
走りを重視したRSでも純正のマフラーは静粛性を考慮して造られている。
純正の音も気に入っていたけれど、やはりよりレーシーなサウンドが欲しくてTRDのマフラーに替えた。
TRDマフラーは、メインが径48.6φ、テールが径89.1φで純正よりも内径が大きく高回転重視な設定。
そのために低中速域でのトルクの減少が出てしまう。
ここで、ちょっと道をはずれるけど、なぜ径が大きくなると低中速域のトルクが落ちるかというのを考えてみる。
まず、排気された空気は管の径が小さいと早く流れ、大きいとゆっくり流れる。
そうすると、早く流れたほうが圧力が低くなり、エンジン燃焼室と排気管で大きな圧力の差がうまれ、それによって排ガスと次の爆発でつかう混合気が効率よく交換される。
結果的により多くの混合気をエンジン燃焼室に取り込める。
混合気が多いほど爆発時のエネルギーは大きくなる。
だから、管の径が小さい方が低中速域のトルクが高くなる。
ただ、逆に高回転域だと径が大きいと効率的に排ガスを排出できる。
径が小さいと排気ガスが糞ずまりを起こして排出されにくくなってしまう。
低回転重視か高回転重視かでマフラー選びが変わってくるのがおもしろい。
TRDのマフラーは、純正よりは高回転重視だが、低回転もおざなりにはしないバランスを考えた設計になっている。
他にも社外のマフラーは本当にいろいろな種類があって選ぶのもおもしろい(^^)
マフラーの取り付けにあたって、マフラーと中間パイプのつなぎ目に使われていたリング状のパーツとマフラーを固定するための強化ゴムブッシュを2個購入した。
マフラー装着後の感想は、音がよりレーシーになった。
トルク域が少し高くなって3000〜4000回転で盛り上がってくる感じになった。
高回転ではレブリミットまで素直に回るようになった。
あと、後ろからの見た目もよくなったのが◎
今後、吸気系も換えていこうと思っているので、相乗効果がよりわかると思う。 |