登場兵器・評価・紹介
SA・・・・・・特殊空間用多目的兵器「Special Space General-purpose Arms」
元は宇宙開拓が進むにつれて人の力だけでは不可能な宇宙空間での作業用に開発された人型作業用機器で、各コロニーや月面基地の建設のために普及率は年々高まっていった。当初は軍内でも大型作業用機として導入され、さまざまな方面に使用されたが、それを軍事的兵器として使用するにはさまざまなリスクがあった。高度に発達したミサイル兵器やレーダーに対して戦場でこのような大型兵器が役に立つか?という疑問が軍上層部の中では大きく取り扱われたのである。これに対して導入化を進める第一線の将兵たちは部隊の中にECM装備機を配備することによって、ミサイル兵器やその他驚異を取り除くことができると主張した。こうした状況の中とりあえず軍部は導入を決めたが、その予算や編成、装備などは劣悪なものであった。
しかし、宇宙暦140年に起きた宇宙移民に対するテロ鎮圧作戦に置いてその実用性は高く評価されることとなり、配備は急遽全軍に行き渡っていった。こうして軍での配備が始まり、その性能は日進月歩のものとなっていった。そして現在では軍内での花形兵器であり、航空戦力よりも重要視されるような存在となっているのであった。
また採用された理由のひとつに、宇宙空間での戦闘機による戦闘は多大なる労力と燃料の消費を招き、実に非効率的なものであったことがあげられた。宇宙空間での戦闘は戦闘機よりも小回りが利き、戦闘の目的以外にも使用することのできる万能的なSAは、宇宙軍の中ですぐに主力として活動することとなったのである。
USAー42 ZIC | 地球統合軍正式採用SA ジック | 頭頂高 | 9,8m |
本体重量 | 14,5t | 推進剤 | 12000 |
ジュネレーター出力 | 2200w 作業用機としての性能のため発電計数はこれが限度。 | 装甲材 | 複合チタンニウム |
備考 | 統合軍初の正式採用SA。全軍で使用されておるが、すでに旧式機であり主に基地の予備防衛兵力として存在し、基地の作業任務などを兼任している。 | 固定武装 | 胸部12,5mmバルカン |
USAー42c ZIC CUSTOM | 地球統合軍正式採用SA ジック改 | 頭頂高 | 9,5m |
本体重量 | 14,9t | 推進剤 | 15000 |
ジュネレーター出力 | 2550w 純軍事用に改修されたので様々なオプションに対応。 | 装甲材 | 複合チタンニウム |
備考 | 統合軍の正式採用SA「ZIC」を全面改修した機体である。近代改修の結果、ほとんど新型といっても良いほどの性能を持つSAとなり、陸軍、宇宙軍での正式化が決定した。しかし大戦初期は生産数が少なく、連邦軍に対抗できなかった。 | 固定武装 | 胸部30mmバルカン |
USAー45 LAFILE | 地球統合軍正式採用高性能SA ラファエル | 頭頂高 | 8,3m |
本体重量 | 12,2t | 推進剤 | 10000 |
ジュネレーター出力 | 2900w | 装甲材 | 硬化アルミニウム複合合金 |
備考 | 統合宇宙軍・陸軍正式採用の高性能SA。ZICを上回る性能を持ち、宇宙軍の花形であるが、機動力重視のための装甲の薄さ、起動限界時間の短さなどややベテラン用の機体に仕立て上がっている | 固定武装 | なし |
USANー46 SEAZER | 地球統合海軍正式採用SA シーザー | 頭頂高 | 10,8m |
本体重量 | 15,0t | 推進剤 | 13000 |
ジュネレーター出力 | 3000w | 装甲材 | 複合チタン合金 |
備考 | 統合海軍が誇る水中戦用SA。深度400mまでの深海まで潜ることができる。ただし、性能の限界とオプションパーツによっては1000mを突破できるほどの性能を持つ。水中での基本性能も高く、主に統合軍の上陸作戦や海上作戦で使用される | 固定武装 | 六連装式サブロック |
USAA-43 RAPUTER | 地球統合軍空軍正式採用SA ラプター | 頭頂高 | 8,0m |
本体重量 | 10,0 | 推進剤 | 14000 |
ジュネレーター出力 | 2650w | 装甲材 | 軽量型特殊複合合金 |
備考 | 統合空軍が持つ空戦型SA。初期配備こそ連邦軍に遅れをとったが、その性能は連邦軍の空戦型SAに引けを取らない。主に航空機部隊と共に制空権の確保。空挺作戦に従事する | 固定武装 | 頭部30mmバルカン |
USAN-44 DORAGUON | 地球統合軍正式採用SA ドラゴーン | 頭頂高 | 8,5m |
本体重量 | 14,0t | 推進剤 | 12800 |
ジュネレーター出力 | 3200w | 装甲材 | 硬化チタン複合合金 |
備考 | 強襲・降下作戦用の重攻撃用SA。機動力を大幅に増大させることより重装甲・高機動力を実現した機体である。汎用量産型の機体であり、大戦中期から後半にかけて、統合軍の主力SAとなる。 | 固定武装 | 頭部30mmバルカン2門 |
ラミアス級補給機 | 統合軍正式補給・運搬用輸送機 | 全長 | 60m |
最大積載量 | 100t | 航続距離 | 8500km |
最高速度 | 440km | 兵装 | 25mm三連装機銃6基 |
備考 | 統合軍の発足時から補給・運搬輸送の面をカバーしてきた輸送機。就役40年が過ぎる現在も第一線で活躍する。 | 動力 | VTOL型大型推進器8基 |
デラミー級巡洋艦 | 地球統合宇宙軍主力巡洋艦 | 全長 | 150m |
乗員 | 170名 | 航続距離 | 25、000km |
兵装 | 二連装型主砲4門・副砲2門・ミサイル発射管18・機銃100 | SA収容能力 | 12機 |
備考 | 宇宙軍の主力巡洋艦。高い火力を持っており、連邦軍の巡洋艦に対抗するために新規に建造された艦。SA収容能力を統合軍では初めて備えている。 |
トリスタン級戦艦 | 地球統合軍主力戦艦 | 全長 | 220m |
乗員 | 250名 | 航続距離 | 35000km |
兵装 | 三連装型主砲3問・二連装型副砲2門・ミサイル発射管24・機銃250 | SA収容能力 | 18機 |
備考 | 宇宙軍艦隊新型戦艦であり、統合軍の将軍、作戦会議など、宇宙艦隊の中核をしめる。 |