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岡本太郎は、１９７０年、日本で初の万博博覧会が開かれ、その展示プロデューサーとして高さ７０メートルの巨大なモニュメント「太陽の塔」を制作した人です。
おすすめする本書は、彼の名言集です。５０年以上前に彼が力強く発した言葉は、コロナ禍の抑制された今、みなさんの心にすっと入り、なんだかモヤモヤとくすぶっている底力を湧き立てるものばかりです。
日本を代表する現代アートの巨匠で、「芸術は爆発だ！」の言葉はとても有名ですが戦時下、彼も戦地に赴いて捕虜となり、なんとか復員するも、自宅は焼け野原で、それまでの彼の作品はすべて焼失したという。
その後も苦難と挫折を繰り返すも、逆境や不条理をむしろプラスととらえ、跳ね除け、打ち壊し、全力で駆け抜けた人でした。
そんな苦境を乗り越えた人だからこそ、どの作品もひとつひとつの言葉もより輝き、観る人、聞く人の心をがっちりと掴んで離さない圧倒的な力があるのだと衝撃を受けました。
本書の中に
「決意の凄みを見せてやれ」
自分に才能がないなんて決めて、引っ込んでしまってはダメだ。
なければなおいい、いままで世の中で能力とか才能なんて思われていたものを
超えた、「決意の凄み」を見せてやるというつもりでやればいいんだよ。
自分で勝手にあきらめて、無難な道を進んで、そのくせ、もしあの時あきらめずにやりたかったことをやっていれば、なんて一生、恨みったらしく未練を残している。
そんなの、つまらないじゃないか。
個人差なんてない。
人間はやろうと決意するかしないかだ。
それだけで差が出てくるんだ。
紹介した一説だけでなく、どのページも自分の現状と対比させ、ハッとすること間違いないです。
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