ガーデニングをしている以上避けては通れない病害虫対策 皆さんはどのようになさっていますか? 今まではあまり考えもせず 虫がいれば殺虫剤を使い、病気が出れば農薬を使ってきました。 でも植物の数が増えてきて農薬を使う回数も増えるにつれてだんだん心配になってきました。 そこで少しでも農薬を使う回数を減らせたらと試行錯誤しているところです。 ここでは私が試している方法をちょっと紹介! 皆さんの方法も教えて下さいね♪ |
ニュー碧露&緑豊を1年間使ってみて'02.6/19 | ||
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ゆりかごさん AYAさんのナメクジ駆除方法 '01.8/24追加 | ||
花咲かおやじからの情報 クンタン・酢糖酎 '01.8/17追加 |
2〜3年前から木酢液の散布はたまにしていたのですが、何せ無精な私のこと 続ける事が難しく液もたくさん余った状態が続いていました。 今年(2001年)は一念発起して4月から月2回のペースできちんと木酢液散布を続けています。 木酢液を散布していると確かにその時は蛾が飛んで逃げたり、普段は気付かない毛虫が急いで逃げようとするので姿を見つけることができて箸でつまんで退治することもできますが、やがて虫も戻ってくるし、本当に効いているのか不安ですよね。 たまたま5月にバラに関するテレビを見ていたら、そこで園芸用生薬というのを紹介していました。 木酢液に混ぜて散布すると病気の予防や害虫退治になるらしい・・・ 早速試してみたくて家の近くを探してみましたが、扱っているお店がありませんでした。 諦めかけていた頃、ネットの友人ぽっとさんが使っている事が判り、早速購入先を聞いて取り寄せてみました。 |
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届いたのはこれ! 植物保護液とは
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なぜ安全?「こんなに虫に効くなら人間にも効くのでは?」 生物は全て遺伝子を持っています。その生命体を営む仕組みは同じもののそれぞれ遺伝子が異なり、酵素、ホルモンは多種多様です。植物保護液は害虫の酵素配列と活性のみを阻害するように作られています。もちろん虫と根本的に酵素配列と活性が全く異なる人間や動物には害がないというわけです。 |
ニュー碧露 | 緑豊 | |
主な原料 | クララ センダン タマビャクブ ケショウヨモギ カワラニンジン ソウリョウ | センダン クララ タマビャクブ ソクハク |
特徴 | 主な有効殺虫成分はクララアルカロイドで害虫の口と肌を通して体の中に入って神経に作用します。 つまり害虫の呼吸を抑制し脈拍を弱めたり、神経から筋肉への伝達を遮断したり、食欲をなくして弱らせたり、産卵能力をなくして増殖を防いだりします。 また灰色カビ病、疫病、ウドンコ病、黒星病、斑点細菌病などの糸状菌等のカビ病に対し効果があります。 |
主な成分は苦棟素で、害虫の口を通して消化器に作用します。 つまり害虫の胃腸の膜を破壊して摂食阻害を起こさせます。 また中枢神経に作用し、痙攣、麻痺、混迷などの症状を起こさせます。 害虫の解毒酵素を抑制して、消化吸収や呼吸代謝の能力を低下させるので、慢性中毒的な症状も現れます。 害虫の正常な生理、生化学的な活動がさえぎられるため、害虫は成長が抑制され、また脱皮が阻害され奇形体になるなど、総合的に繁殖を防ぐのです。 またアブラムシ類、りん翔目の幼虫に特に効果があるので葉ものの害虫に適しています。 |
害虫被害の減少は、ほとんどの作物で24時間以内に確認でき、5日目がピークです。 | ||
容量 | 250ml | 250ml |
値段 | 4500円 | 4000円(2001年6月現在) |
ちょっと高いですが1000倍に薄めて使うのでかなり使いでがあると思います。 冷暗所で保存すれば2年は保つとか |
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使い方 |
どちらも1000倍程度に薄めて木酢液と一緒に散布します。 ※手紙が来て、病害虫に効くと話題になった重曹との併用は「ニュー碧露」「緑豊」の効果を弱めてしまうので避けるようにとのことです。 |
以上パンフレット・説明書より抜粋 |
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でも、実はこれ まだ届いたばかりで1度しか散布してないんです。(^^ゞ 先週初めて1度撒いてみたところ 翌日アリッサムの側に黒い小さい虫が死んでいました。 これって多分アリッサムによく付く毛虫だと思うのですが、まだ卵から孵ったばかりだったらしく、自分では居ることに気付いていませんでした。 この様に知らずにいた小さい虫を殺す働きがあるので、長く使い続ければ少しずつ害虫の少ない庭になっていくのは?と期待しています。 使い続けないと意味がないので、定期的に散布していけるかが最大の課題ですσ(^◇^;) ここに載せたら嫌でも散布せざるを得ないのでは!?と自分を追い込む意味もあって掲載しました。(苦笑) 半年〜1年後に効果を載せられたらいいな〜と思っております。 |
報告が遅くなりましたが、約1年間「ニュー碧露」「緑豊」を使ってみての感想を述べたいと思います。 散布方法 木酢液 約500倍 ニュー碧露(緑豊)1000倍の希釈液を3Pの電池式噴霧器で散布 散布場所 すべての植物…高い木の葉にも届く範囲はできるだけ散布しました。葉の表裏すべてに撒くので、夏場は1時間半〜2時間近くかかってしまいます(^_^;) 散布頻度
良かった点 問題点 ニュー碧露はうどんこ病に効果があると唱ってありますが、ハナミズキ、棒ガシが うどん粉病に罹っています(^_^;) クレマチスは今のところニュー碧露、緑豊だけで育てていますが、品種によっては葉がかなり痛んでいます。(細かい斑点があるもの、茶色いシミができてしまったもの等) その他使った農薬 総合的にみて 私は時間が許す限り この方法を続けてみたいと考えています。 |
ニュー碧露・緑豊を知るまで、ハダニ、アブラムシにはこれを使っていました。 有効成分にデンプンを使っているので環境に優しい殺虫剤です。 ドロドロした液体で、これが虫に付くと呼吸ができなくなって死ぬ仕組みになっているので、薬剤に抵抗性のついた虫にも有効です。 しかも速効性なので多発してしまった場合も すぐ虫を少なくすることができます。 ただ希釈してもかなりドロドロしているので散布容器がつまりやすいのが唯一の欠点です。 これ専用の散布容器を準備した方がいいかも!? |
ニュー碧露・緑豊を知るまで
害虫駆除にこれも使っていました。 これはご存じサビを落としたり 扉のすべりをよくするための潤滑剤です。 去年エゴノキにカミキリムシが産卵して困っていた時に 花リレーMLに駆除方法の問い合わせメールを送ったところ、これを かじった痕がある幹や 木屑が出てきている穴に注入ノズルで吹き込むと良いと教えていただきました。 その時はこんな物を使うのかとビックリしましたが、木屑が出ていた所に吹きかけたら その後木屑が出てこなくなったので 幼虫は幹の中で死んだものと思われます。 その後これを使う事は忘れていたのですが、今年になってメープルリーフさんも使っていて すごくよく効くと教えてもらったので、私も毛虫やチュウレンジバチ等に使っていました。 ただノズルを使って 虫だけにかかるように注意して吹きかけてください。 葉にかかると その葉も痛んでしまいます。 |
鉢の裏などに潜んでいて夜になると新芽や花を食べるナメクジ ヌルヌルしてて気持ち悪いですよね。 私は←これを鉢の側に置いています。 容器に薬剤が入っていてナメクジを誘い込み、これを食べたナメクジが干からびて死ぬようになっています。 これは完全に化学薬品ですが、容器に入っているので薬品がこぼれない分マシかな?と思いますがどうなんでしょう??? もっといい方法をご存じの方は教えて下さいね♪ |
ゆりかごさんから教えていただいた ナメクジ駆除方法 なめくじ退治の方法は銅です。 銅は本当に有効ですよ!私も銅製の鉢底網を使うようになってから鉢の下にナメクジがいなくなりました。 |
ナメクジ駆除 AYAさんはビールを皿についで一晩鉢の近くに置いておく方法で捕獲しているそうです。 実物がプカプカ浮いているのを 見るのはちょっと居たたまれないそうですが…(^_^;) |
花咲かおやじさんから教えていただきました。 いろいろHPを拝見していた中で、クンタンを用土代わりに用いると虫やナメクジがつきにくいことや
酢糖酎を希釈して葉っぱに噴霧すると、葉が丈夫で病気になりにくいことが書かれていました。 *酢糖酎の作り方は花咲かおやじさんのHP「園芸日誌」のコーナーに載っています。 またKIKKOさんのHP K's Nachural Living 〜花のある暮らし〜のEcologyのコーナーにはEMで発酵させたストチュウ について詳しく載っています。このHPはEM・微生物・有機物の話等 有益情報満載です。 |