カウンセリングで用いる主な心理療法
カウンセリング
カウンセリングは、ロジャーズによって確立された来談者中心の心理療法です。現在も広く用いられ、その有効性が実証されています。共感的な傾聴をベースに、来談者の気持ちにより添いながら、来談者の思考の流れや主体性を大切にする方法です。
当カウンセリングルーム「せんだんの樹」も、共感的なカウンセリングを大事にしています。
心理教育
自分のつらい状態について、原因や特性、対処法などを学ぶことによって、自分自身への理解を深めます。無用な不安による悪循環を防ぎ、適切な対処ができるようにします。様々な心の問題について、心理教育はとても有効な方法です。軽度な場合は、心理教育だけで大幅に改善することがあります。
HSP(過剰適応性)へのトレーニング
HSPとは、繊細な心の働きを持っているため、傷つきやすい心を持った人のことです。感覚過敏だけでなく、周囲の人に気を遣いすぎたり、過剰な反応を無意識にしてしまうため、人の何倍も疲れやすい人です。
不登校傾向を示す子ども生徒には、HSP・HSCの子が多いです。行動シミュレーションやワーキングメモリの使い方を効率的に学習し、学校生活に適応できるようにします。
箱庭療法
50p×70pほどの砂箱に、玩具をならべて自由に作品をつくります。箱庭での遊びを通して、心の表現をしてもらいます。
箱庭は、言葉では表現できなかった子どもの無意識の世界を表現することで、現実での生活を楽にする効果があります。
EMDR
眼球運動や他の両側性の刺激が大きな役割を果たし、脳を直接的に刺激し、脳が本来もっている情報処理のプロセスを活性化できると言われています。トラウマのもつ苦痛な経験を緩和するプロセスを非常に短時間に進め、クライエントさんの本来の力を引き出すのを援助します。
児童には、簡便な、自我状態療法、RDI、TFTを使うことが多いです。
TS療法(杉山式タッピング法)
杉山登志朗先生の考案された簡易型のEMDRで、NHKでも数度紹介された方法です。4か所のツボの交互タッピングと呼吸の組み合わせで、心のストレス症状を緩和します。
認知行動療法
様々な行動上の問題などの根底には、意識しないうちに行動してしまう脳の偏ったクセ(認知方法のくせ)があります。こうした自動的な反応パターンに気づき、それを少しずつ修正していくことで、行動上の支障を改善する治療法です。
感情一体型エンパスのトレーニング
他の人の感情を無意識に読み込んでしまい、自分の心をなくしてしまう子へのトレーニングです。エナジーバンパイヤへの対応、チャンネルを切る方法、スイッチのオン・オフなどのトレーニングを行い、行動の改善を目指します。
カウンセリングの流れについて
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予 約
初回の相談日時は、メールや電話で予約することで決まります。(緊急の場合は、当日の電話で時間枠があればお受けす ることもあります。)
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相談の受理
来談されると、相談内容などを記入していただきます。
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初回の面談
相談の概要を把握するための受理面接をします。初回は、困っていること、悩み、訴えなどを丁寧にお聞きするため、 90分程度を予定しています
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治療計画の立案
相談の方針、原因などをお伝えし、当方ができる支援方法を提案させていただきます。 面接の間隔、料金、カウンセリン グの方法などについて話し合い、納得されたら次回の相談日 を決めます。
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カウンセリングの開始
1回〜数回で終える教育相談もあります。 必要に応じて、他の機関への紹介もします。