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知ってる人は知っている。足助町の岩神之湯(やがみのゆ)です。10年ぶり位に改装工事しました。主に内装工事でしたが、壁を作り変えるなど大幅なリニューアルをしました。
鉄骨天井はペンキ塗装。各部屋(宴会場など)の天井・壁のクロス張替え、そして10年近くも、もってくれた絨毯の張替え。前の金茶の絨毯はとてもしっかりとしていて、さすが1m四方20,000円する絨毯でした。不特定多数のお客さんが入るところは初めにコストをばかり考えて安く仕上るとそれなりの期間しかもたなく逆に安物買いの銭失いになってしまうことがよくわかりました。
真ん中の写真は宴会場ですが、こちらはクロスを貼り分けてあります。天然素材の和紙のクロスです。どうしても貼り分けの時ジョイント部分で和紙が浮いてきてしまうので見にくいですが竹を見切りに使いました。こうすることによって、ジョイントの浮き防止と意匠性を高めました。
工期が非常に狭く、業者同士が争いながらの現場でしたが何とか上手くリニューアルできました。この他、外にはとても大きな露天風呂があり水着着用で楽しめます。25mの温水プールもあるのでご家族で行っても楽しいところです。是非一度行って見てください。
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今回は汚れても部分的に取替えが出来るように50センチ角のカーペットタイルにしました。写真の緑の部分はほどよく毛足が長く素足で歩く場所には、とても気持ちがいいです。貼り分けてある茶模様の部分も同じくカーペットタイルで仕上てあります。 |
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床は、はじめはフローリングで、まともに考えていましたが、予算の都合と使用目的を考えると丈夫でちょっとモダンな感じを出したかったのでOSB板を敷き詰めました。表面には保護のニスが塗ってあったのでサンダーで剥がして、その上に天然オイルを塗り込みました。色はこげ茶にして、部屋の重厚感を出しました。
窓辺の吊りものは、カーテンはイヤだったのでスダレ調のロールにしました。和に偏りすぎず、ローコストで結構インパクトの強い部屋が出来上がったので我ながら満足しております。 |
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My 図書館・書斎
築50年近くの伝統木造の屋根裏6帖間を図書館兼書斎にしてみました。もともと、下宿人が生活していた場所でした。
既設の壁の下地はコマイで編んであり、その上に土が塗ってあるので結構涼しいです。
しかし、さすがに50年近く経っているだけあり、土がポロポロと崩れてきている部分もあったので、その上から和紙のクロスを貼りました。
意外にも、壁紙は障子紙と同じで乾いてくるとパンッと貼る性質があります。蔵などの土壁の修復には和紙を貼り付けて壁をもたすという施工法もあります。
天井は3ミリのベニアが打ってあり味気なかったので、アジロ調のクロスを貼りました。
メインの棚は極力シンプルに仕上る為に各柱に直接ビスで留めていきました。しかも棚にした材料はベットに使われていた2×6材を利用しました。想像以上に本は重いので、最低でも900ミリスパンの補強支えが必要でした(ちょうど柱がありました)。
照明は僕が大好きな裸電球と皿のかさをつけました。
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家具もあるものを上手く使い特にソファーのファブリックは全くこの部屋に合わなかったので、茶色のマルチカバーをかけて部屋に溶け込ませました。
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岡崎市 S邸 キッチン・お風呂改装。エクステリア工事。
外部カーポート・門扉・フェンス取替え工事から始まり、キッチン周りを改装しました。築50年の部分はアジがありなかなか良い空間でしたが(僕にとっては)、施主さんの要望で機能的にユニットバスを入れたり壁をぶち抜いて動線を考えた配置にしました。裏側は隣とかなり近くに改装前・後の写真は都合によりアップしてありませんが、最後に駐車場を透水性のアスファルト舗装をして完了しました。個人で頼むと平米数が少ないので少々割高ですが、けっこういいと思います。
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居酒屋 鳥みつ
1F洗面〜階段周り〜2F座敷2部屋天井・壁のクロス張替えしました。今まででもきちんと掃除がされていて、充分綺麗でしたがマスターの希望に沿って少し変ったクロスを選びました。しかしこれが結構面白く、既設は、のぺっとクロスが貼ってあるだけでしたが今回はデザイン貼りを施しました。配色も面白く、結構手間を食いましたがやりがいのある現場でした。
鳥みつさんを知っている方、是非飲みに行ってあげてください。値段がとてもリーズナブルで、アイデアいっぱいの料理は美味しいです。
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いつも週末に行くカフェのマスターからイスの修理を頼まれました。
『何処に頼んでいいか分りませんでした・・・。』
と、心境をお聞きしました。
実はヨシダインテリアはイスの修理もやってるんです(笑)。ソファーの張替えや自動車の内装もやってます。
左の写真のイスはと〜っても古くて、数十年前のイスだそうでその割にはフレームなど、ガタひとつなく、丁寧な仕事で造られたモノと言えます。
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流石に毎日お客さんのお尻の下敷きになっていると(笑)、消耗部品は痛んできます。
で、珍しいのが下に見える提灯(チョウチン)スプリング。なかなかこの手のイスでは存在しないタイプのモノです。
よくあるのはウェビーングテープという綿の幅広のテープでクッション性を出すという手法が取られています。
この提灯バネは長く使っていると溶接箇所が剥がれたり、折れたりする事があります。今回がその典型的なパターンです。
このイスの場合、フレームにバネが組み込まれているので、バネ単体を外す事が不可能です。外すのがベストですが、一度ホゾなどを緩めてしまうのは、御法度なので、タコ糸(麻紐の束になった紐)でバネを縮み上げさせ、バネの下部にウェビーングテープをパンッと張り、クッション性を限りなく元に近づけるという方法をとりました。
今回このイスを見て、良き時代の良きモノは出来る限り、長く使えるように修理する、そんな事を感じました。
良いモノは長く使える。
ホント、その通りだと思いました。
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本格的な料理を作ったりする訳ではないので簡易的なIHクッキングヒーターを調理台にセットしました。ガスを引くのは結構コストがかかるのと、安全性・汚れの焼きつき防止にも一役買っています。
一部の壁はモザイクタイルで仕上ました。以前の棚の補強下地の横木はワザと残してちょうどタイルの切り返しの見切りとして使えました。水のかかる場所の見切りから下をモザイクタイル、上を葛布にすることでノッペリした感じがなくなりました。
下の写真の右隅にも写っていますが、タイルと葛布の見切りは細い竹を針釘で打ち付けました。
モザイクタイルは誰でも貼れます(仕上がりレベルの話は別として)しかも楽しい。道具もホームセンターに売っているもので充分できます。施工の早くコストパフォーマンスの高いキッチンパネルもいいですが、キッチンにタイルの組み合わせはどこそかレトロな感じが漂います。
小物たちは木の枝を使ったり、アルミのワイヤーを使ったりして使用目的よりも、飾りを意識しました。普段使うキッチンだと、こうもいかないですけどね。
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もともと2帖程だった納戸をキッチンに改造しました。もちろんマドもシステムキッチンもなく唯一、天井から照明器具と写真にも写っていますが、横に入っている木を下地とした床から1800ミリ辺りに収納の作り付けの棚があっただけです。
出来るだけ低予算で仕上る為に既設建物の加工を減らしました。
水周りは新設キッチン側の壁の向こうにはちょうど、洗面所がありそこから湯水と排水を引き込みすることができました。
建物の構造上、壁を抜く幅に限りがある中で、上下に動く片引きのガラスサッシを入れました。
もちろん換気扇用の開口も作り外部の雨風よけのダクトは板金屋さんにワンオフで作ってもらい取付けしました。
内装は落ち着いた感じ出す事と日が結構当たるところなので天然素材のクロスを使いました。それは葛布(クズフ)というクロスで、野山に生える葛を編んだものです。(メーカーはシンコール。)
僕が施工したのですが、かなり丈夫。強いです。カッターでも相当強く刃を立てていかなと切れません。丈夫なつる草の本来の姿は失われていない様でした。意匠的にも良いのですが、貼って分かった事は丈夫な事。これは傷が付きやすい所に適しています。しかも天然のモノなので調湿が効いていて、普通のクロスと比べると3倍くらいしますが、長く持つ良い商品でした。
下の写真は窓辺のアップです。布を竹と麻ヒモとウッドクリップで挟んで留めています。簡単で安上がり。
季節によって気軽に取替えできますよ。
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木綿の生地をカーテンの代わりに使いました。
透けそうですがブラインドやロールスクリーンなどは味気なかったので光を通す布にしました。クリックしてサムネイルでも見にくいですが、生地の真ん中下辺りにステッチが施してあります。
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T市 Y邸 照明器具 取付け
部屋の照明器具ってどんなの使ってますか?普通に天井付けの照明器具?便利ですよね。今時の商品だと本体とカバーの間に虫が入りにくいですよ、とか段階調整が利きますよとか。確かに便利。だけどもう少しシンプルでカッコよくてもいいんじゃないかな?と思うのは僕だけでしょうか?
写真の照明は12帖の部屋に3つ裸電球がぶら下がっています(笑)。しかし単なる電球ではなく最近、結構使われだした中にインバーター内臓の電球型蛍光灯です。ちょっと値段が張りますが優しい光と熱くならない事が特徴です。
傘は皿の形をした本物の陶器です。部屋入口の脇には3つとも連動したスイッチもありますがソケットの根本にも昔ながらのカチッと音のする手動のスイッチがあり、昼間に本を読んだりする時、1つだけ付けたり、2つ付けたりすることが可能です。
デザインもさながら実用的な機能もあります。
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T市 Y邸 サリーカーテン
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変った生地です(笑)。柄で、わかるかもしれませんがインドのサリーを少し大きなカフェカーテンとしてつってみました。
レイルはないので得意の流木&麻ヒモ&ウッドクリップでひっかけてみました。
サリーを洗うとわかるんですけど、渇きがものすごく早い。インド人がサリーを羽織ったままガンジス川で沐浴している姿をみますが、納得。木綿みたいに水をどっぷりすって重くなるようなことがないんです。それだからといってインド人がサリーを着たまま沐浴するとは限りません。あくまでも予想です(笑)。
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T市 Y邸 インド綿カーテン
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こちらはインド綿を使ったレースカーテン。
幅1100ミリ・長さ1780ミリの規格のサイズをリサイズして、出窓に取り付けました。
オーダーカーテンにはないルーズな感じが部屋を優しく演出し、ある程度光を通す事で生地そのものの柔らかさを感じる事ができます。
サイズなどの加工はヨシダインテリアでしました。上部のヒモは初めからついていますので、レイルのランナーなどにしばり付けてやれば簡単に取り付けできます。
カーテンは別にカーテン生地でなく、素材の面白いものを使って飾ってみるといいかもしれません。
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2001 Yoshida Interior All Lights Reserved
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