(4)同種解答

下図に4 通りの解答を上げました。何か気付きますか?

 

 これらは一つの解答を回転させて得られたものです。このようにある解答を回転させることによって得られる解答を同種解答と定義しました。

 先にサイコロの置き方が24通りあると述べましたが、一つの解答をサイコロだと考えてください。そのサイコロは回転させることにより、24通りに変化するわけですから、一つの解答から同種の解答が他に23通りあるはずです。
即ち、8,088通りの解答は、24個づつが一組となった337のグループから成り立っていると考えられます。

 これを以下のような手順で、下表のようなグループ分けをして確認しました。

1) 8,088通りの最初の解答1番を取り出します。

2) 下図のように面の中心を貫くx軸、y軸、z軸を想定します。

3) (3-2)基本位置での変位24ケース で行ったのと同じ手法を用いて24通りの回転をさせて、24変位の擬似解答を作成します。

4) 1変位目は何も回転させないので解答1番と同じです。この1という値を下表のグループ番号1の変位1に置きます。

5) 24変位の2個目を解答2番から解答8088番まで探して行ったら、解答2012番が同じだと見つかりました。その2012と言う値を変位2に入れます。

6)同じようにして、変位3には7595番が、変位4には5721番が、・・・、変位24には7317番が入りました。

7) グループ番号1に取り込まれた24個の解答は8088個の解答から外し、8064個と減ります。

8) 次はグループ2です。解答2番が残っていますので解答2番について、3)~7)と同じように変位1~変位24を満たします。結果解答数は更に24個減り8,040個に減りました。

9)以上の操作を続けた結果、グループ337の変位24に解答4227番を入れたところで当初8088通りあった解答は全てなくなり、下表のように24個づつの337グループに分類されました。